今回のPOPUPは、東京・大阪の二拠点開催。多くの方にagnès bの世界観を体験していただける機会として、インパクトのある企画が求められていました。そこで、ブランドのDNAでもある「アート」への回帰をコアアイディアとして設定。影響力のあるアーティストとのコラボレーションを企画し、商品を手にとったことがない方への発信を試みました。
起用したのは、女優・創作あーちすと「のん」。女優だけでなく脚本家・監督としても活動していることや、自身で個展を開催するなどシームレスにアイデアを実現させている点がagnès bのブランドイメージにぴったりと考えました。今季のコレクションテーマであり、彼女の好きな題材のひとつでもある「花」をテーマに置き、”花に留まる蝶の視点”から明るく上品な印象でメインビジュアルを撮影しています。
POP UPスペースでは、アートに回帰するというコアアイディアのもと、今季のコレクションテーマである「I love flowers」を体現。青山に店舗を構える生花店・All Good Flowers協力のもと、花で溢れるフロアを設計しました。空間には、のんさんと撮影したビジュアルを展示。新コレクションの着こなしを、アートエキシビジョンのような形で提案しています。
All Good Flowersによってセレクトされた季節の生花に加え、アーティスト・Atelier maticとのコラボレーションによるオリジナル花瓶を商品と一緒に販売。購買体験にもアートの要素を取り入れています。また今回は、ショップ機能だけでなくお客様に楽しんでいただける仕掛けを用意。agnès bの商品をカスタマイズし、世界に一つだけのオリジナルアイテムを作成できるブースが登場しました。モダンな感性と自由な創造力をもちあわせ、アートが大好きなブランド創業者であるアニエス・ベーの精神を体現した、カラフルでユニークなPOP UPとなっています。
PRにおいては、今回のターゲット層にあわせて雑誌『ELLE』とのタイアップを実現。制作した告知動画とオンライン記事は『ELLE Japan』の公式SNSを通じて総計約40万人のフォロワーへと届けられました。さらにはのんさん本人のご厚意から、個人Instagramに告知動画をアップいただくサプライズも。リーチを増やし、盛り上がりに勢いをつけることとなりました。